MVレビュー Vol.1「Shiki」

2018年11月18日19時からshiki 1st ALBUM「Season」についてYouTubeに全曲投稿するという挑戦的なリリースが発表された。

そこで、18日19時に投稿される前にShikiの今までYouTubeに投稿されたMVについておさらいをかねてレビューをしたいと思う。

Shikiを知らな人も是非レビューで興味を持ってもらいたい。



Shikiとは

九州の熊本発の3ピースバンド。2017年に結成し、ドラムレスで活動している。

女性ボーカルバンドだが、曲によっては男性とのツインボーカルのような構成もある。

ボーカルは透明感のある声と優しいトーンで不思議な曲を演出している。

ともともメンバーは別々のバンドで活動しているらしく、世界観もその影響か独特。


「最後は真っ白」

おそらくShikiがYouTubeに投稿したはじめてのMV。

レコーディング風のMVでセティングシーンから始まり、淡々と正面から撮影したワンカットを写し続ける。撮影や編集も自身らで手がけている。

シンプルなサウンドにボーカルの儚い声がマッチしている。

音数が少ない分、空間系のエフェクトが心地よく、水に浮かんでゆっくり流れるような感覚になる。

アコースティックバージョンは空間系のようなデジタル音がなくなり、アコギの優しい旋律とシェイカーが爽やかさを演出していて、歌が綺麗に流れる。歌詞もMVで確認できる様になっているのでチェックしてみよう。


「新しい日の君になる」

Shikiには水のイメージが個人的にあったので青を基調にした世界観は非常にマッチしている。青に散りばめられた無数の光と優しい曲は"光の当たった静かな海底"を彷彿させる。

シンプルで揺れるサウンドになぜか無機質に感じる歌詞は、2つ交わることで一気にShikiという色がつく。本当に不思議な感覚だ。


自由な夜が待っている

前回までのMVとは異なり、光と夜をテーマにしている様に感じる。

夜をさまよって、明日を忘れて風を感じ、夜に溶け込みたいときに聞いてみたくなる曲。

独特のエフェクトを使ったコーラスと光の玉が夜の特別感を演出する。

ツインボーカルで奏でられるこの曲は今後のShikiに一層期待したくなると感じさせる。


2018/11/18日にYouTubeに投稿される予定の shiki 1st ALBUM「Season」の前に、少しはShikiを知ってもらえただろうか。

気になった人は是非Shikiの今後の動向をチェックしてほしい。

今後もPick up! indies!はインディーズアーティストたちを独自の目線でPick up!していく。


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